筆跡はおもしろい
・筆跡で自分を知ろう
筆跡研究会、何をやるのかな。うーん、実はね「人の書いた文字“筆跡“からその人の性格や行動傾向を診る」を学ぶ研究会なんですよ。
皆さんは書いた文字を見て、その人の人柄が表れていると感じられたことは有りませんか。
著名人やその人柄を知る知人の書いた字"筆跡“の全体の形、線の細・太、線の強・弱などに、書いた人の行動力の強さを感じたりしますよね。
もっと言ってしまうと、名前や住所など日常無意識に書いてしまう字、手紙、日記、レポートなど、自分の頭”脳”に浮かんだ事を書き記すために書いた文字の書き癖“筆跡“には自分が無意識に考えてしまう世界や、無意識に行動してしまう世界を表出しているのです。
筆跡研究が盛んになった19世紀にドイツの生理学者プライヤーは、「筆跡は脳跡」であると言い、類似した文字の特徴には、心理的な類似性が伴い、人間の内面を写し出すことを説明しようとし、脳が文字を書いている事を述べています。
古くから欧米では筆跡が研究され、人間を知ることに利用されています。(筆跡心理学の歴史をお読みください)
筆跡鑑定では字の書き癖“筆跡”で個人を特定しています。
これは同じ書き癖"筆跡“が存在しないという事から出来る事です。
そうなんです。コピーしたようにまったく同じ字を書く人はいないんです(偽造したりする為に真似をする人もいますけどそれは別な話)。人が同じ字を書かないということは、親兄弟、双子でも同じ人格の人はいない、そう、人は字を書く時にその人の、人格、性格、行動傾向に支配されているんです。
書いた文字からその人自身も気づいていない自分を知ることは、故事にある「敵を知り己を知らば百戦危うからず」や「汝己を知れ」の言葉ではないですが、人生を生きていく上で道標になります。
この書き癖“筆跡”を分析して72通りの筆跡特徴を見出して、それに対応する性格、行動傾向を提案して、筆跡診断の技法を確立した「森岡恒舟氏」が書かれたテキストを基本にして筆跡から人間を知ることを学びます。
標題の「筆跡はおもしろい」は人を知ることはおもしろいに通じています。そして、副題の「自分を知ろう」は今の自分の心の動き知り、人生を生きる事に活かすことです。また、筆跡から人を知ることをカウンセリングに、メンタルヘルスに活かしたりと様々な人の生きる奥深いところに活かす、そんなところを目指しています。
楽しく学び、自分の生きる道標として筆跡心理学を生かすが出来ると最高!
鈴木善和
|
|